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2009-02-23更新<<前の紹介へ紹介リストへ次の紹介へ>>2009-02-23更新

食べることは、いのちをいただくこと。それを、子どもたちに伝えたい
久保田牧場
久保田健一さん
(くぼた・けんいち)
【プロフィール】
豊田市生まれ。酪農学園大学(北海道)を卒業後、ただちに久保田牧場へ就農。同牧場を経営しながら、平成20年度より「酪農教育ファーム」認証牧場にする。モットーは「一生懸命」。
【主な活動内容】
小学・中学・高校生を対象にした、牧場の職場体験学習や社会科見学。交流館や学校での出張講座。各種行事・イベントでの酪農体験。

観光用とは、ひと味ちがう牧場見学

 牧場の見学を通じて、食の大切さや命の尊さを学生に教える久保田牧場。その見学プログラムは、観光牧場のものとはまったく異なっている。まずは牛の生態を説明し、仔牛の授乳体験を行った後、出荷する直前の牛を披露。その牛が“食肉”になるという事実を、ありのまま説明するのだ。「自分たちは、生き物を食べて生きている、ということを強く実感してもらいます。すると、自然とこれからは牛乳やお肉を、ひいては食べ物を残さないと皆が言ってくれます。そういう声を聴いた時は、やっていて良かったと思いますね」と、牧場主の久保田さん。

きっかけは、酪農家と消費者のギャップ

 見学をはじめるようになったきっかけは、狂牛病(BSE)が問題になった3年前。「大切に育てた牛を市場に出しても、値段がマイナスからはじまるんです。そのとき、消費する人にとって牛は、生き物ではなく食料でしかないと感じました。それから、自分にもできることはないかと考えるようになったんです」。
 時を同じくして、久保田牧場にも転機が訪れる。先代が建てた久保田牧場の牛舎は、岡崎の古い学校の廃材を利用したものだということが判明。その学校の生徒だった人や学校関係者から、見学の申し込みが殺到したのだ。
「せっかく来てくれるのに、牛舎を見るだけでは面白くないと思ったので、牧場見学のプログラムをつくりました。それがはじまりです」。

手を変え品を変え。アイデアマンの見学講座

 久保田さんが北海道の酪農学園大学で学んだ内容に、独自のアレンジを加えた見学講座は大人気。特徴的なのは紙芝居や模型など、一つひとつにアイデアが光る“手づくり教材”だ。最近ヒットしたアイテムは、牛の乳搾りが体験できるキット。「肩幅や高さにこだわって、本物と同じように絞らないと出ないようになっています。イベント用に作ってみたら評判が良くて、10機追加の依頼があったほど」と胸を張る。
 他にも交流館や学校への出張講座、各種行事など、すべての依頼をボランティアで行う久保田さん。ハードなスケジュールにも屈しない食育への志が、胸の内に溢れているようだった。

●イベント情報
毎年秋に、白浜公園にて「とよたホルスタインフェア」を開催。豊田市近郊の牧場より、20〜30頭の牛が集結するビッグイベント。写生大会や乳搾り体験、クイズなど、ファミリー・カップルで楽しもう。

とよたホルスタインフェア2008の概要
http://www.city.toyota.aichi.jp/division_n/ag00/ag06/
tanto/horusutainfair/index.html

詳しくは豊田市産業部農政課(電話0565-31-6838)へ

●久保田牧場
豊田市上原町西山671
電話0565-45-0274
E-mail moo-moo@hm2.aitai.ne.jp

◎久保田健一さんの活動紹介へ
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