まさに今が旬。ほかの品種にはない
“ダントツの甘さ”が特徴のイチゴ
冬のちょっとぜいたくなデザート・イチゴ。ひと口に「イチゴ」と言っても多種多様な種類があり、品種・栽培方法は都道府県によってまったく異なる。豊田市で主に生産しているのは、日本一の生産量を誇る「とちおとめ」だが、静岡県が発祥の品種「章姫(あきひめ)」にも力を注いでいる。章姫最大の特徴は、その甘さ。糖度を高水準に保ったまま酸度のみを抑えているため、甘味がより際立つのだ。さらに大粒の果実をつける特性まで持っており、女性や子どもに根強い人気があるという。

さまざまな栽培方法を持つイチゴだが、基本的にはハウス栽培。7月から9月までは苗づくりなどの準備期間にあて、9月に定植してからは早いもので1ヶ月ほどで実をつける。また、JAあいち豊田いちご部会・永田さんの「ストロベリーファームながた農園」では、県下でも数件しか行われていない「バック式高設栽培」という育成方法を採用。「プランターに邪魔されることなくイチゴが見渡せて、高い位置にあるため栽培が楽なんです。高齢化がすすむ農家の負担軽減にもなると思い、先駆けて導入してみました」とのこと。今年の出来については「品質・量ともに豊作すぎて、市場に卸す値段が下がってしまいました」と苦笑い。しかし、消費者にとってはうれしいニュースだ。
JAあいち豊田いちご部会
永田岳志さん
(汐見町)
食に関わるすべての人たちの「安心・安全」を考えていきたい
栽培には、害虫の天敵となる虫や乳酸菌由来の微生物資材を駆使することで、化学農薬の使用を極限まで減らしました。農薬だけに限ったことではありませんが、消費者のみなさんと私たち生産者、両方の安心・安全をめざしていきたいですね。もちろんおいしさも研究を重ね、その品種が持つ魅力を最大限に引き出していきます。
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●章姫はほかの品種と比べて果肉がやわらかいため、
真っ赤に色づきすぎたものは歯ごたえが落ちてしまう。
そのため章姫に関しては、ヘタ付近の果肉がすこし白くなっているものを選ぶと、
甘味と食感が絶妙のバランスになっている。
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JAあいち豊田は地産地食に積極的なため、豊田市産のイチゴは市内でも十分に流通している。収穫が行われる5月いっぱいまで、スーパーはもちろん学校給食などにも登場する。
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